バッテリーの寿命はどのくらい?
ごく一般的な状況下の元で走行していたバイクのバッテリーの寿命は、だいたい走行距離が5万kmに到達した程度であるとされています。
使用年数に換算すると、たいていの方がこの距離に到達するのは2年から3年といったところでしょう。
とはいっても、バイクのバッテリーは使用頻度や使用している環境、そして走行距離によって大きく変化します。
頻繁に使用し、丁寧にメンテナンスを行っていれば、走行距離が5kmを超えたとしても問題なく走行できるものです。
しかし反対に、長期的に使用しなかったりバッテリーの急速充電を繰り返したりしている場合は、3年ほどで寿命を迎えてしまうということも良くあるそうです。
そのため、上記の数字はあくまで目安としてとらえておくとよいでしょう。
バッテリーが寿命の時にでる症状
バッテリーが寿命を迎えた際に出る症状は、いくつかあります。
まずはエンジンがかかりづらくなるという症状です。
セルを回してもエンジンがかからない、もしくはかかりにくい場合はバッテリーの状態が悪くなっている可能性があります。
次に注目したいのがウィンカーやヘッドライトの光で、これらの光が当初よりも暗くなり始めたら要注意です。
最後はバッテリー本体の異常で、バッテリーを充電してもエンジンのかかりが悪い、電圧が弱いという状態になった時はバッテリーの寿命が近い証拠です。
他にもアイドリングが不安定になったり、電気系統に異常が見られるようになったりしたらバッテリーの寿命を疑ってよいでしょう。
バッテリーの寿命を延ばすには
バイクのバッテリーは必ず寿命を迎えるものではあります。
しかし、日ごろのメンテナンスをしっかりと行っていれば、その寿命を5年以上に伸ばすことができるようになります。
1つ目は、バッテリーをしっかりと充電してから使用することです。
バッテリーがフルに充電されている状態を維持しながら使うことで、バッテリーの劣化を遅らせることができます。
2つ目は、バイクに乗らない時はバッテリーを外しておくことです。
長期間バイクに乗らない時は、バッテリーをバイクの車体から外しておくことをおすすめします。
3つ目は急速充電を避けることで、バッテリーに負担をかけやすい急速充電は避け、定電流で時間をかけて充電するとバッテリーの寿命を延ばすことができます。
4つ目は毎日バイクに乗ることで、1日30分以上走行してバッテリーを動かしてあげることが大切です。
そして5つ目は、バイクのアルタネーターの交換を定期的に行うことです。
これら5つのポイントを押さえることができれば、バッテリーの寿命を3年以上にすることができる可能性が高まります。
ただし、バッテリーは購入した時点で劣悪なものだった場合は何をしてもどうしようもないこともあるので、注意が必要です。